既存PBXに接続する専用機器「OFFIMO」
既存PBXに接続する専用機器「OFFIMO」
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 KDDIネットワーク&ソリューションズ(KNSL)は11月30日,KDDIの無線LAN/携帯電話デュアル端末「E02SA」に対応した,中小企業向けの内線ソリューション「オフィスモバイルパック」を12月中にも開始すると発表した。無線LANアクセス・ポイントなどE02SA以外の必要な機器をレンタル制とし,月額レンタル料を1万7200円と抑えた。

 「オフィスモバイルパック」の対象ユーザーは,従業員数が5~30名程度の中小規模の事業所。既存のPBXに専用機器「OFFIMO」(写真)を接続,さらにOFFIMOと無線LANアクセス・ポイント1台を接続することで,E02SAに対応した無線の内線電話環境を構成できる。これらの機器類に加えて,電波状況のサイト・サーベイや機器設定,保守も含めて一つのパッケージにまとめた。月額レンタル料のほかには,E02SAの利用台数によって導入時に一時金が必要になる。10台までが4万6000円,20台までが4万8000円,30台までが5万円となっている。

 なおオフィスモバイルパックの月額レンタル料と,E02SAの携帯電話としての月額利用料,KDDIの固定電話サービスの利用料の請求をまとめられる「まとめてビリング」も合わせて開始する。このサービスを利用すれば,オフィスモバイルパックの月額レンタル料が2400円引きの1万4800円となるほか,KDDI固定電話サービス(KDDIメタルプラス,KDDI光ダイレクト,KDDI一般電話サービス)発au携帯電話着の通信を通常より15%割り引くなど,FMC(fixed mobile convergence)サービスとしての付加価値を追加した。