NTTドコモグループ9社,ウィルコムとウィルコム沖縄は11月30日,ユニバーサル・サービス制度の負担額をユーザーに転嫁すると発表した。ユーザーの負担額は1電話番号当たり月額7.35円。各社とも,2007年1月の利用分から「ユニバーサルサービス料」の名称で請求する。

 ユニバーサル・サービス制度は,電話サービスを全国あまねく提供するために必要な費用を通信事業者全体で負担する制度。2006年度のNTT東西地域会社への補てん額は151億7794万1715円だった。これを,2005年度の電気通信事業収益が10億円以上の事業者56社で負担する。負担額をユーザーに転嫁するかどうかは各事業者の経営判断に委ねられているが,既にKDDIとソフトバンク・グループがユーザーへの転嫁を発表済みである。