技術ベンチャーのユーグリッドは11月27日、同社のシンクライアント・システム「Eugrid SecureClient V1.0」を安価に導入できるキャンペーンを28日に開始すると発表した。

 SecureClientでは、通常のハードディスク搭載のパソコンを利用し、OSやアプリケーションはローカルのパソコン上で実行する。ただし、ユーザーが作成したデータはファイル・サーバーに保存される。ローカルに対するアクセスをサーバーに強制的にリダイレクトすることによって実現している。同社は9月に同システムを発売していた。

 ユーグリッドは今回のキャンペーンで、10ユーザー版を1カ月間無料で提供する。1カ月後に引き続き利用する場合は、32万円(税抜き、以下同じ)のサーバー・ライセンスと、30万円の10クライアント・ライセンスを、約6分の1の9万5000円で提供する。10クライアントを超えて利用したいユーザーはクライアント・ライセンスを約2割引で提供する。