バイアコムインターナショナルジャパン(本社:東京都渋谷区,代表取締役:Peter Bullard氏)が,動画配信事業の強化に向けて新たな取り組みを開始する。同社は2007年1月にも,動画配信事業で得た収益の一部をパソコン向け動画共有サービス「FLUX」の会員に還元する仕組みを導入する。

 バイアコムは今後,FLUXの投稿動画のうちほかの会員からの評価が高いものを選び,携帯電話機向けの有料コンテンツ配信サービス「MTV FLUX」のユーザーに提供する方針だ。同サービスで得た収益の一部を,そのコンテンツを制作したFLUXの会員に使用料として支払うことになる。バイアコムが優良コンテンツを投稿した会員に収益を還元する仕組みを導入する背景には,パソコンユーザーなど一般層の創作能力を活用して,動画共有サービスおよび動画配信サービスのコンテンツを強化しようという戦略がある。