WinZip 10.0日本語版(画面は評価版)
WinZip 10.0日本語版(画面は評価版)
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 コーレルは2006年11月24日,ファイル格納・圧縮ソフト「WinZip 10.0日本語版」のダウンロード出荷を開始した。価格は,スタンダード版が4725円,タスクのスケジュール実行機能やFTPを用いたファイル転送機能などを追加してバッチ処理を実施しやすくしたプロフェッショナル版が7875円。稼働OSはWidnows 98以降。

 WinZipは,データ圧縮機能を備えるファイル格納ソフト(アーカイバ)。複数ファイルを1つのファイルにまとめて格納するアーカイブ機能と,データを圧縮して容量を削減する機能を兼ね備える。LZ77(Lempel-Ziv 1977)をベースとした圧縮アルゴリズムを採用しており,LZW(Lempel Ziv Welch)特許の影響を受けない。データ圧縮ソフトであるcompressの代わりに登場したgzip(GNU zip)や圧縮画像フォーマットであるGIFの代替を目指したPNGなどと同じアルゴリズムである。

 WinZipの開発元は米WinZip Computingであり,2006年8月31日までピーアンドエーが代理店をしていた。2006年5月に加Corelが米WinZip Computingを買収したことを受け,同年9月1日からコーレルがWinZipの代理店となった。ピーアンドエーは現在,WinZip の代わりに,米FileStreamが開発した「TurboZIP」を出荷している。