1台6役をこなす携帯メディアプレーヤー「wizpy(ウイズピー)」
1台6役をこなす携帯メディアプレーヤー「wizpy(ウイズピー)」
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wizpyをパソコンに接続し、Linux OS上で起動したWebブラウザーのFirefox
wizpyをパソコンに接続し、Linux OS上で起動したWebブラウザーのFirefox
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単体で音楽や動画、静止画の再生などが可能
単体で音楽や動画、静止画の再生などが可能
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wizpyの名付け親として発表会場に登場した、タレントの小倉優子さん
wizpyの名付け親として発表会場に登場した、タレントの小倉優子さん
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 ターボリナックスは2006年11月21日、パソコンをLinux OSで起動することができる携帯メディアプレーヤー「wizpy(ウイズピー)」を発表した。発売は2007年2月の予定。価格は3万円未満を見込んでいる。
 
 wizpyは重さ約60g。本体に4GBのフラッシュメモリーを内蔵しており、そのうちの約1.5GBを Linux OSなどのソフトウエアが占めている。wizpyをUSBケーブルでパソコンに接続してある状態でパソコンの電源を入れることで、パソコン本体のHDD内のOSではなく、wizpy内のLinux OSを起動させることができる。インタフェースはWindowsに近い。

 Webブラウザーの「Firefox」やメール閲覧ソフトを備えており、メールの内容やブックマーク、ログイン情報などもフラッシュメモリー内に保存して持ち運べる。また、WordやExcel、PowerPointと互換性のあるアプリケーションソフトもネットワークサービスで提供する予定だ。

 インターネット上にデータを保存できるサービスや、ソフトウエアのダウンロードサービスも提供する。wizpy内に保存したデータは特定の領域に保存しておくことで、パソコンをWindowsとして起動した場合に見えなくすることもできる。起動時にユーザーIDとパスワードの入力を求めるように設定することも可能だ。

 単体ではメディアプレーヤーとしても使える。音楽と動画の再生に加え、音声録音、静止画の表示、FMラジオの視聴録音の5役をこなす。メールソフトのアドレス帳機能やメモ帳の内容を表示するテキスト表示機能も備える。1.71型のカラー有機LEDを備え、バッテリーは音楽再生で10時間持つ。本体カラーは白がメインだが、別途ピンクなども追加する。

 製品の名付け親はタレントの小倉優子さん。「Privacy」「Portability」「PC」「Player」といった4つのPをいつも手元に届ける「with P」という意味を込めているという。