ソフトバンクモバイルが発表したワンセグ対応モデル「Softbank 911SH」(シャープ)
ソフトバンクモバイルが発表したワンセグ対応モデル「Softbank 911SH」(シャープ)
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ソフトバンクモバイルの宮内謙・取締役執行役副社長兼COO
ソフトバンクモバイルの宮内謙・取締役執行役副社長兼COO
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 ソフトバンクモバイルは11月20日,年末商戦向け新端末2機種を発表した。シャープ製のワンセグ携帯「Softbank 911SH」とサムスン電子製の薄型携帯「XS-Softbank 707SC」の2機種(写真1)。911SHは11月25日,707SCは12月初旬に発売予定である。これらは,9月28日の製品・サービス説明会で孫正義・代表執行役社長が存在を明かしていた“隠し玉”に該当する(関連記事)。これら2機種が加わることで「15機種65色」の端末ラインアップが実現,「孫社長が約束した四つのコミットメントのうちの一つである端末に対するコミットメントをこの四半期で達成できた」(宮内謙・取締役執行役副社長兼COO,写真2)としている。

 911SHは「アクオスケータイ」の第2弾。第1弾の「905SH」と比べて面積比で134%大きい3インチ液晶を搭載。液晶画面を90度回転し横長画面を実現する機構もそのまま踏襲した。また厚さを905SHよりも約5mm薄い22mmとした。価格は,同社の料金プラン「新スーパーボーナス」の場合,24回の割賦で1カ月当たり3020円。ただし,途中解約しない限りソフトバンクモバイルが2280円(新規の場合)を毎月負担するので,ユーザー負担は月額740円,24カ月では1万7760円で購入できることになる。 

 707SCは製品名に「extra slim」を意味する「XS」を冠した超薄型端末。折りたたみ式ながら厚さ約11.9mmを実現した。同じサムスン電子製の薄型携帯「706SC」よりもさらに約4mm薄い。価格は700シリーズ現行機種と同程度の予定で,「新スーパーボーナスの場合なら,おそらくユーザーの実質負担はほとんどない」(ソフトバンクモバイル)という。

 また今回の新機種説明会では同社のプロダクト・サービス開発本部長である太田洋・専務執行役も登壇し「モバイルSuica対応機種を広げていく」と説明した。今回発表した911SHもモバイルSuicaに対応しており,合計6機種で利用可能となった。なお同社は東日本旅客鉄道(JR東日本)と調整の上,12月2日からモバイルSuicaのサービスを開始する予定である。