液晶ディスプレイを3型に拡大した「SoftBank 911SH」
液晶ディスプレイを3型に拡大した「SoftBank 911SH」
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911SHは7色を用意する
911SHは7色を用意する
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厚さ11.9mmと薄い「SoftBank 707SC」
厚さ11.9mmと薄い「SoftBank 707SC」
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 ソフトバンクモバイル(旧ボーダフォン)は2006年11月20日、携帯機器向け地上デジタル放送「ワンセグ」を受信可能な携帯電話の新機種「SoftBank 911SH」を発表した。11月25日に発売する(PDF形式の発表資料)。

 911SHはシャープ製の携帯電話。ワンセグ対応端末の従来機「SoftBank 905SH」の後継で、いわゆる「AQUOSケータイ」の2台目の製品となる。従来機と同様、ディスプレイを縦横に回転可能。液晶ディスプレイのサイズを従来機の2.6型から3型に拡大したほか、厚さを27mmから22mmへ薄くした。

横長画面でWebやWord、Excel閲覧可能

 911SHでは新たに、ディスプレイを横向きにした状態で、Webブラウザ「NetFront Browser」を起動してパソコン向けのWebサイトを閲覧可能にした。同様に、Word、Excel、PowerPoint、PDFなどのファイルも横長画面での閲覧を可能にした。また、電子番組表(EPG)によるワンセグの番組予約機能、毎日決まった時間に自動録画する機能、録画した番組を分割し、一部だけ消去する簡易編集機能を備えた。従来機と同様、通信方式はW-CDMAのみで、海外では使用できない。液晶ディスプレイの解像度は240×400ドット。ワンセグの連続視聴時間は約5時間。連続通話時間は180分、連続待ち受け時間は380時間。外形寸法は幅50×奥行き106×厚さ22mm、重さは138g。

 AQUOSケータイをめぐっては、NTTドコモも3型液晶ディスプレイを備えた「FOMA SH903iTV」を開発中であることを、10月12日に発表していた(発表資料)。ただし、発売日に関しては「2007年1月以降」とだけ述べており、現在のところ具体的な発売日は明らかにしていない。このため、3型液晶ディスプレイを備えたAQUOSケータイとしては、911SHの方が先に店頭に並ぶ見通し。

 ソフトバンクモバイルはこのほか、厚さ11.9mmと薄型の折りたたみ型携帯電話「SoftBank 707SC」も12月上旬に発売すると発表している。