AACやWMAの読み込み、変換を可能にした「au Music Port 3.0」。画面デザインも変更した
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縦にも横にも開けるという斬新な設計の「W44S」
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 KDDI(au)は2006年11月16日、携帯電話向け音楽配信サービス「LISMO(au LISTEN MOBILE SERVICE)」で使用する、パソコン用ジュークボックスソフトの新版「au Music Port 3.0」を発表した。同日発表した携帯電話の新機種「W44S」をはじめ、今後発売するLISMO対応機種に添付する。従来バージョンの利用者に対しても、12月上旬をめどに無償でバージョンアップを可能にする予定。

 従来版では、HE-AAC形式の音楽ファイルしか扱えなかった。これに対し新版では、米アップルコンピュータのジュークボックスソフト「iTunes」などで使われるAAC形式、マイクロソフトの「Windows Media Player」などで使われるWMA形式、Windowsパソコンなどで使われるWAV形式を読み込み、HE-AAC形式に変換する機能を備えた。これにより、iTunesやWindows Media Playerを使い続けていたユーザーが、手持ちの音楽ファイルを簡単にau Music Portに移し替え、LISMO対応の携帯電話に転送して聴けるようになった。なお、AACやWMA形式であっても、音楽配信サービスなどで購入した著作権保護の掛かったファイルは変換できないほか、MP3形式の音楽ファイルの読み込みはできない。

 このほか、インタフェースを一部変更し、パソコンと携帯電話との間で音楽ファイルを転送する際に、上下に2分割された画面により双方に格納されている音楽ファイルを確認しやすくした。また、LISMOの追加サービスとして提供を始める、動画ファイルの再生やバックアップ機能を追加している。

 W44Sは、ディスプレイ部を縦と横の2方向に開けるよう、右側面にもヒンジを備えたデザインが特徴。240×432ドット表示のディスプレイを備え、携帯機器向け地上デジタル放送「ワンセグ」と、東京・大阪の一部地域で実用化試験放送中であるデジタルラジオのチューナーを内蔵している。

■変更履歴
画像4点を追加しました。[2006/11/17 14:15]