総務省は11月14日,2.5GHz帯を使った無線ブロードバンドの周波数割り当てを議論する「広帯域移動無線アクセスシステム委員会」の第3回会合を開催した。

 今回,技術的条件作業班が,他の無線システムとの干渉を防ぐための周波数「ガードバンド」の帯域幅やIEEE 802.16e(モバイルWiMAX)をはじめとする4種類の無線システムの技術的条件などをまとめた報告書(参考記事)を委員会に提出。委員会のメンバーは,ガードバンド算出時のシミュレーション結果や,通信衛星「N-Star」との間のガードバンド幅に隣接する10MHzの帯域の運用制限などについて議論。報告書に修正を加えた。

 総務省はこの報告書を公開。11月20日から12月8日までパブリック・コメントを受け付ける。さらに12月中旬に同委員会の第4回(最終)会合を開催し,パブリック・コメントに対する委員会の考えをまとめる,12月下旬には情報通信審議会が答申を出す予定。