米Microsoftとセイコーエプソンは11月14日,各社の特許を相互に利用可能にするクロスライセンス契約を結んだ。金額などの詳細な条件については明らかにしていない。

 両社は長期にわたる提携関係を拡大し,多数の消費者および企業向けエレクトロニクス製品において特許技術を相互提供および採用する。これにより,「両社はいっそうコスト効率の高い広範なソリューションを提供できるようになる」としている。

 Microsoftのコーポレート・バイス・プレジデント兼法務顧問代理を務めるMarshall Phelps氏は,「両社の知的資産を共有することで,それぞれの革新技術の成果を相互の顧客に広めることができる」と述べる。また,「知的資産のライセンシングは,現在のソフトウエア業界の基礎であり,包括的な技術ソリューション開発において非常に重要だ」と付け加えた。

 ちなみにMicrosoftは,米Cisco Systems,NEC,カナダのNortel Networks,ドイツのSiemens,ドイツのSAP,東芝などともクロスライセンス契約を結んでいる。

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