楽天オークションではエスクローサービスの利用が標準となる
楽天オークションではエスクローサービスの利用が標準となる
[画像のクリックで拡大表示]
ログイン後のトップページでは、自分の取引の状況ややらなくてはいけない手続きを分かりやすくした
ログイン後のトップページでは、自分の取引の状況ややらなくてはいけない手続きを分かりやすくした
[画像のクリックで拡大表示]
発表会には、楽天の三木谷浩史社長(左から2人目)やNTTドコモの夏野剛執行役員(右から2人目)などが登壇
発表会には、楽天の三木谷浩史社長(左から2人目)やNTTドコモの夏野剛執行役員(右から2人目)などが登壇
[画像のクリックで拡大表示]

 楽天とNTTドコモが共同出資する楽天オークションは2006年11月13日、パソコンと携帯電話から利用できる「楽天オークション」を開始すると発表した。パソコンからの利用は同日、携帯電話(iモード)での利用は11月20日から開始する。NTTドコモのiモード公式サイトで個人間取引のサービスを提供するのは初めてになるという。2010年までに楽天オークションのユーザー数1500万人を目指す。これまで楽天が提供していたネットオークション「楽天フリマ」は11月24日でサービスを終了する予定。

 楽天オークションはエスクローサービス「楽天あんしん取引」を標準で提供する。落札者の入金は、クレジットカード、もしくは三井住友銀行の専用口座「楽天オークション専用口座」を利用する。楽天オークションからの入金通知を受けて、出品者は配送。落札者が商品を確認した後、楽天オークションから出品者の口座に入金、という流れになる。

 配送には、日本郵政公社が提供する「あて名変換サービス」を利用する。出品者はオークション品の発送時に、楽天オークションが取引ごとに発行するオークションIDと落札者の都道府県を記入。オークション品を受け取った日本郵政公社側では、オークションIDを参照して落札者の住所が記入された伝票に張り替えて配送する。

 18歳未満のユーザーは利用できない。入札側の利用料は無料。出品側はiモードからなら無料だが、パソコンからだと落札金額の3.15%の手数料がかかる。iモードでの対応機種はFOMA900iシリーズ以降(一部対応しない機種もある)。将来はNTTドコモ以外のキャリアへの対応も検討するという。

 iモードでは、オークション利用者を対象にしたSNSも用意する。趣味・嗜好が似ている出品者や一度取引したことのある利用者などを「オク友」に登録することで、オク友が出品をした場合に通知したり、オク友同士でメッセージのやりとりができる。