電子情報技術産業協会(JEITA)は2006年11月13日、移動電話機(携帯電話機とPHS電話機)の2006年度上期(2006年9月期)の国内累積出荷台数を発表した。総出荷台数は2256万4000台となり、前年同期に比べて3.1%の増加となった。

 このうち携帯電話機の累積出荷台数は2174万7000台と同2.8%の増加、第3世代移動通信(3G)サービス対応機(3.5G対応機を含む)の累積出荷台数は1952万3000台と同28.2%の増加だった。3G比率(携帯電話機全体の出荷台数に占める3G対応機の比率)は89.7%に達した。

 こうした結果についてJEITAは、「携帯端末向け地上デジタル放送『ワンセグ』対応機などの高機能機種や、デザイン性に優れた機種などが豊富にそろったことに加えて、割引サービスが浸透したことが、消費者の買い替え需要を促進した」と分析している。なお、PHS電話機の累積出荷台数は81万6000台であり、前年同期に比べて10.1%の増加だった。