写真 StartForceの利用画面
写真 StartForceの利用画面
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 フュージョン・ネットワークサービスは11月10日,「StartForce」のベータ版を公開した(写真)。今年5月に提供を始めたアルファ版を機能強化した。StartForceは,Ajax(asynchronous JavaScript+XML)技術によりWebブラウザからパソコンと同様のデスクトップ環境を利用できるようにするサービス。米スタートフォースと共同開発した。ユーザーは無料で利用できる。

 アルファ版からの変更点は,ワープロおよびインスタント・メッセージ(IM)クライアントの搭載,プラットフォームの機能強化など。新規搭載のワープロ・ソフト「StartForce Writer」は,DOC/RTF/TXTといった形式の文書を読み込んだり,編集したりできる。IMクライアント「StartForce Messenger」は,IMで使われるXMPP(Extensible Messaging and Presence Protocol)に対応し,ICQ,MSNメッセンジャー,Yahooメッセンジャー,AIM,Google Talkとのチャットが可能。

 プラットフォームの強化では,ログオフ時の状態を次のログオン時まで保持できるようにしたほか,ログイン画面やデスクトップ・テーマのデザイン変更を可能にした。またファイル形式の変換機能を搭載。サービス側のストレージにあるファイルをDOCやZIPなどの形式に変えられる。