セキュリティ関連のソフトウエア販売会社であるMONETは11月9日、不正なアクセスや異常なサーバーの挙動を自動的に検知するソフト「HUNTSMAN」を発売すると発表した。

 HUNTSMANの開発元はオーストラリアのTier-3。日本語版を12月中旬に販売開始する。主にパートナー経由で販売。価格はオープンでCPU数によって決まる。標準的な構成で2000万円程度になる見通しである。

 Huntsmanの特徴は、管理対象のログを自動分析し、異常データを発見する機能である。事前に設定するルールによる検知ではないため、不正アクセスや“ゼロデイアタック”など、未知の攻撃に対処しやすいという。

 管理対象は、アプリケーションやサーバー機、ネットワーク機器など幅広い。デフォルトで対応する管理対象はあるものの、「ログを出力するものであれば、何でも対応できる」(同社の前野泰章代表取締役社長)。

 管理のために、自動でログを収集する。自動的に分析した結果を基に、管理者への通知や自動シャットダウンが可能。データを統計的に見るための機能や、レポートの作成機能を備える。