写真 中間決算を発表するインターネットイニシアティブの鈴木幸一社長
写真 中間決算を発表するインターネットイニシアティブの鈴木幸一社長
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 インターネットイニシアティブ(IIJ)は11月9日,2006年度中間期(2006年4月~9月)の連結決算を発表した。売上高は対前年同期比21.3%増の264億4000万円,営業利益は同81.8%増の13億7000万円,当期純利益は同75.8%増の28億5000万円と,大幅な増収増益となった。

 システム・インテグレーション(SI)やアウトソーシング,付加価値サービスの事業が堅調に伸びた。鈴木幸一社長は,「日本でも本格的なIT投資やネットワーク投資が始まっており,事業環境が過去に比べて良い。この傾向は4~5年続くと思う」と見通しを述べた(写真)。

 この状況を受けてIIJは,中間決算前の11月2日,通期の連結決算予想を変更。従来550億円としていた通期売上高の予想を上方修正し,560億円とした。ただし,SI関連の売上高や利益が第4四半期に集中する傾向があるなどの理由で,営業利益と当期純利益はそれぞれ32億円,50億円と,当初の予想を据え置いている。