パソコンメーカー各社の代表者と語り合うバルマー氏
パソコンメーカー各社の代表者と語り合うバルマー氏
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 来日中の米マイクロソフトのスティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)は2006年11月6日、「Windows Vistaは2007年1月30日に発売する」と発言した。国内の主要パソコンメーカー8社の代表者と、パソコン業界の今後について議論する「PC Innovation Future Forum」の席上での出来事だ。Windows Vistaの発売時期に関しては、これまで「2007年1月」としか明らかにされていなかった。

 マイクロソフト日本法人の広報担当者によれば「これは正式発表ではない」といい、情報の真偽については明言していない。ただし、パソコンメーカー各社の代表者から出された「Windows Vistaはスケジュール通りに発売してほしい」との要望に対してバルマーCEO自らが返した答えであることを考えれば、無視できない発言だ。

 PC Innovation Future Forumには、NECパーソナルプロダクツの高須英世代表取締役執行役員社長、エプソンダイレクトの山田明取締役社長、シャープ 情報通信事業本部の大畠昌巳本部長、ソニーの石田佳久コーポレート・エグゼクティブ SVP VAIO事業部門長、東芝の執行役上席常務である能仲久嗣PC&ネットワーク社社長、日立製作所 ユビキタスプラットフォームグループ ユビキタスシステム事業部の金子徹事業部長、富士通の経営執行役である山本正己パーソナルビジネス本部長、松下電器産業 パナソニックAVCネットワークス社 システム事業グループ ITプロダクツ事業部の高木俊幸事業部長が顔をそろえた。会場では、今後のパソコン事業に関するパソコンメーカー各社のビジョンが示され、バルマーCEOも熱心にメモを取っていた。