写真 総務省でシステム改善について説明する阿多親市専務執行役
写真 総務省でシステム改善について説明する阿多親市専務執行役
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 ソフトバンクモバイルは11月2日,10月最後の週末に引き起こしたシステム障害によるモバイル番号ポータビリティの申し込み業務停止について,阿多親市・専務執行役情報システム・CS統括本部長兼カスタマーサービス本部長(写真1)らが総務省を訪れ,障害発生の経緯と改善策を説明した(関連記事1記事2記事3)。今回の説明は11月2日に総務省の桜井俊・電気通信事業部長から出された改善要求に答えたもの。阿多専務執行役は総務省への説明後,集まった記者団に対して「(総務省から)明日からの3連休の再発防止について強い指導を受けた」と語り,「(今週末は)やり遂げてみたい」と述べた。

 阿多専務執行役は改善策として,(1)モバイル番号ポータビリティに関する処理を通常の業務処理から切り離して輻輳(ふくそう)を防止するバイパス処理,(2)30日以降,CPUやメモリーなどハードウエア・リソースの増強などを施したことを説明した。だが,「まだシステムとして対応すべきことはある」との含みを残し,年末商戦,春商戦へ向けて引き続きシステムの改善作業を続けるとした。