写真1 Linux OSを搭載したNASキット「NAS-01G」。
写真1 Linux OSを搭載したNASキット「NAS-01G」。
[画像のクリックで拡大表示]

 プラネックスコミュニケーションズは,Linux OSを搭載したNAS組み立てキット「NAS-01G」(写真1)を2006年10月30日に発売する。

 NAS-01Gは,ユーザーが別途用意したハード・ディスク・ドライブ(HDD)を組み込んで完成させることでNASとして使える。ネットワークに接続した状態で,付属ソフトウエアを用いてネットワークや管理者の設定,HDDのフォーマットを行うことにより,ファイル・サーバーやWebサーバー,FTPサーバーとして使える。USB接続のプリント・サーバー機能も備える。

 NAS-01Gのハードウエア仕様は,次の通り。HDD(3.5インチ)は400Gバイトまでの容量に対応。外部インタフェースは,USB2.0のポートを2基(前面と背面),ギガビット・イーサネットのポートを1基備える。Linux OSは本体のフラッシュ・メモリー上にインストールされている。

 公表はされていないが,実機を確認した限りでは,米Freescale Semiconductor社の「MPC8421LVR266D」という,PowerPC系の組み込みプロセッサ(266MHz動作)が搭載されていた。USBコントローラにはNECの「D720101GJ」,イーサネット・コントローラには台湾Realtek Semiconductor社の「RTL8169S-32」が搭載されていた。

 NAS-01Gの外形寸法は,204(幅)×132(高さ)×71(奥行き)mm。価格は,オープン(推定市場小売価格は約2万3000円)である。