VistaとOfficeの価格を発表する、マイクロソフト Windows本部のジェイ ジェイミソン本部長(写真左)とインフォメーションンワーカービジネス本部の横井伸好本部長
VistaとOfficeの価格を発表する、マイクロソフト Windows本部のジェイ ジェイミソン本部長(写真左)とインフォメーションンワーカービジネス本部の横井伸好本部長
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 マイクロソフトは10月26日、「Windows Vista」と「2007 Office System」(Office 2007)の製品発売時期と、パッケージの価格を発表した。発表会の冒頭で、マイクロソフト インフォメーションンワーカービジネス本部の横井伸好本部長は、「Windows VistaとOffice 2007の製品の開発作業もいよいよ最終状態。フライトに例えると最終着陸態勢に入った。製品は、従来からの約束通り、企業向けは11月、一般消費者向けは2007年1月に発売する」と宣言した。

 Windows Vistaには、入門者向けの「Windows Vista Home Basic」、個人向けの主力製品「同Home Premium」、企業ユーザー向けの「同Business」、すべての機能を備える「同Ultimate(アルティメット)」の4種類のパッケージがある。このほか、企業向けにボリューム・ライセンスだけの販売となる「同Enterprise」がある。

 パッケージ版の価格はいずれもオープンだが、同社は26日、参考価格を明らかにした。それによると、Home Basicは通常版が2万5800円、アップグレード版が1万3800円。Home Premiumは通常版が2万9800円、アップグレード版が1万1980円。Businessは通常版が3万7800円、アップグレード版が2万5800円。Ultimateは通常版が4万8800円、アップグレード版が3万1800円である。

 同社は、10月26日から2007年3月15日の期間にパソコンを購入したユーザー向けの優待アップグレード・プログラムを開始した。対象は、「Windows Vista Capable PC」のロゴを取得したWindows XPプリインストール・パソコン。優待価格はパソコン・メーカーによって異なる。Windows XP Home EditionからVista Home Basicに移行する場合、NECや日立製作所の場合で9800円になる。

 Office 2007のパッケージは、Word、Excel、Outlookを含む「Office Personal 2007」、PersonalにPowerPointを追加した「Office Standard 2007」、StandardにAccessとPublisherを追加した「Office Professional 2007」、ProfessionalにGroove、OneNote、InfoPathなどを追加した「Office Ultimate 2007」がある。Personalの参考価格は4万4800円(アップグレードは2万1800円)、Standardは5万2800円(同2万8000円)、Professionalは5万9800円(同3万7800円)、Ultimateは8万4800円(同6万7800円)。