写真 全機種店頭持ち帰り価格0円を発表するソフトバンクモバイルの孫正義・代表執行役社長
写真 全機種店頭持ち帰り価格0円を発表するソフトバンクモバイルの孫正義・代表執行役社長
[画像のクリックで拡大表示]

 「全機種ともゼロ円で持ち帰ることができる」――。ソフトバンクモバイルの孫正義・代表執行役社長(写真1)は10月26日,都内のヨドバシカメラ マルチメディアAkiba店内で新たな“予想外”を発表した(関連記事)。新規加入時,機種変更時ともに,端末代を実質無料にする。条件は同日開始した「新スーパーボーナス」に加入することだ。

 まず,携帯電話全機種の店頭価格(厳密には割賦販売における持ち帰り価格)を0円とする。新スーパーボーナスでは携帯電話端末を割賦で販売する方式を採用しており,持ち帰り価格は頭金に相当する。端末の店頭持ち帰り価格を全て0円とすることで新たな加入者の獲得を加速するとともに,既存加入者がモバイル番号ポータビリティを利用して他社サービスに移行することを防ぐ。

 同時に,月々の割賦相当額を毎月の基本料金から割り引く。「予想外割(ゴールドプラン)」の場合,2007年1月15日までに加入すれば,月額基本使用料2880円でソフトバンクモバイルの加入者間の通話料が0円,同じく加入者間のメール代(SMS,MMS)が0円となる(関連記事)。

 新スーパーボーナスは,新たに割賦期間が1年と1年半のプランも用意した。11月10日から開始する。従来のスーパーボーナスでは割賦期間は2年しか選択できなかった(関連記事)。例えば,現在販売中の「Softbank 705SH」を新規で購入した場合,2年のプランではユーザーが実質負担する金額は月額0円,1年半の場合で月額数百円,1年の場合で月額千数百円となる予定。

 また既に従来の「スーパーボーナス」を契約した加入者に対しても,予想外割(ゴールドプラン)に変更する施策を現在検討中。「社内では“と金”プログラムとの仮称で準備中」(孫社長)という。