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 日本ルシーダ(東京都千代田区、河合一裕社長、写真)は、情報漏洩対策アプライアンス「Lucida SecureOffice」の新製品、Ver2.0を10月に発売することを明らかにした。管理者を置けない中堅・中小ユーザーを狙っている。パートナー販売やOEMがメインで、クライアント数が50台くらいの場合で、エンドユーザー価格は150万円くらいになるという。クライアント数が20台程度でも対応できるようにしており、この場合はエンドユーザー価格で100万円以下になるという。

 最初のバージョンは今年4月に販売しており、OEMも含めて約400社に導入された実績を持つ。Ver2.0ではメンテナンスフリーを徹底するなど、さらに使い勝手を向上させた。「当社は米サンノゼにも拠点があり、そこで製品開発を行っている。Ver2.0は日本国内だけでなく、ワールドワイドの展開も狙っており、数千のオーダーを販売したい」(河合社長)。

 日本ルシーダは、富士通アメリカでネットワーク管理アプリケーション開発していたメンバーなどがスピンアウトし、200年11月に設立された。今回のSecureOfiiceのほかにも、東京海上日動ファシリティーズと共同開発した内部統制支援向けクライアント監視ソフトの「IT Intelligence Manager」を発売しているほか。Webシステム構築ソフトの「Lucida Insight」やネットワークログの監視ソフトである「Lucida SecureEdge」、大量データの高速処理ソフト「Lucida JetQuest」などの製品を展開している。