NTTPCコミュニケーションズは、同社のホスティング・サービスやインターネット接続サービスを利用する企業向けに、迷惑メール(スパム)判定サービスを無償で提供する。サービス開始は11月7日。一つのハードを共有するタイプのホスティング・サービスで、スパム対策サービスを無償提供するのは珍しい。

 スパム判定エンジンとしては、シマンテックの「Brightmail AntiSpam」を採用した。シマンテックがインターネット上に仕掛けたおとりのメール・アドレスに送られたスパムを基に、シグニチャを作成。ユーザーに配布し、スパム判定に利用する仕組みだ。「キーワードによるフィルタリングや自動学習型エンジンよりも判定精度が高いため、採用を決めた」(NTTPC)。

 まずは、共有ホスティング・サービス「WebARENA Suite2」の顧客向けに提供を始める。すでに自動学習型のスパム判定エンジンを採用している、インターネット接続サービス「InfoSphere」なども、新エンジンに切り替える予定である。