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 ヴイエムウェアは10月24日,サーバー向け仮想化ソフトの新版「VMware Infrastructure 3 日本語版」を提供開始した。「VMware ESX Server 3.0.1」および「VMware VirtualCenter 2.0.1」で構成する製品。仮想マシン上で64ビットOSを正式にサポートした。

 利用できるようになった64ビットOSは,Windows,Red Hat,SUSE,Sun Solarisである。インテルの「Xeon 5100番台」(開発コード:Woodcrest)など,最新のハードウエア環境に対応。また,日本語(および独語)によるローカライズを行った。

 中心となる製品は,仮想化機能を提供するVMware ESX Serverである。今回,バージョンが3.0.1になった。「ESX Server 2.xからバージョンアップするような場合,(ESX Server間で仮想マシンを移動させる機能)VMotionを利用すれば,サービスを停止することなく行える」(ヴイエムウェア システムズエンジニアリング マネージャ 平谷靖志氏)という。

 VMware Infrastructure 3 日本語版は3種類のパッケージを用意。利用可能なCPUとメモリーに制限のある「スタータ」が16万円(2プロセッサ当たり)。そうした制限の無い「スタンダード」が60万円(同)。スタンダードにVMotionと,以下の四つの機能を加えた「エンタープライズ」が92万円(同)である。(1)VMware VMFS(分散型ファイル・システム),(2)Distributed Resource Scheduler(分散型リソース・スケジューラ),(3)VMware High Availability(仮想マシンのクラスタリング),(4)VMware Consolidated Backup(仮想環境における統合バックアップ)。