図1●18万字以上の文字を扱える超漢字V
図1●18万字以上の文字を扱える超漢字V
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 パーソナルメディアは10月27日,BTRONをベースにした同社独自のOS「超漢字V」を出荷開始した。価格は1万8900円。既存の超漢字4に比べてフォントに文字を大幅に追加し,変体仮名や住基ネット統一文字などに対応した。

 超漢字Vは,VMware Player上で動作する仮想マシンとして実装されており,Windows上の1つのアプリケーションとしてインストールし,動作する。ゲストOSである超漢字Vと,ホストOSであるWindowsとの間は,マウス・ポインタがシームレスに動く。すなわち,超漢字Vのデスクトップ上では超漢字Vのマウス・ポインタであり,そのままVMware Playerのウインドウの外にマウス・ポインタを移動するとWindowsのマウス・ポインタとなる。

 超漢字VからWindowsにセットアップしてあるプリンタを使って印刷したり,超漢字VとWindowsアプリケーションとの間で文字のコピー&ペーストが可能。ただし,超漢字Vは18万字以上と,Windowsを大幅に越える文字を扱える。そのため,Windowsが扱えない文字をコピーしようとした場合は,TRON文字コードとしてコピーされる。

 超漢字Vからは,Windowsの共有フォルダにアクセスできる。ホストOSに共有フォルダを作っておけば,Windowsと超漢字Vとの間でファイルのコピーが可能になる。標準で付属するアプリケーションは,ワープロ,表計算,メール・クライアント,Webブラウザ,画像処理,カード型データベース,などがある。