有限責任中間法人Mozilla Japanは23日,開発中の次期Webブラウザ「Firefox 2」の正式版を10月25日早朝(日本時間)に,世界同時リリースすると発表した。Firefox 2はMozilla Japanが運営するWebサイトからダウンロードできるようになる。

 現在,Firefoxは「全世界で7000万,日本国内で400万のユーザーがいる」(Mozilla Japan)。Webブラウザ市場に占めるシェアは北米で13.5%,ヨーロッパで21.9%,日本国内で8.9%。圧倒的なシェアを持つWebブラウザ「Internet Explorer」を猛追している。

 一方,米マイクロソフトは18日,最新のWebブラウザ「Internet Explorer 7」正式版を米国でリリースしたばかり。1990年代末に起こった「Internet Explorer」対「Netscape」(Firefoxの前身)の“ブラウザ戦争”が再発しそうな気配だ。