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 日本ストラタステクノロジーは10月23日,同社のFT(Fault Tolerant,耐障害)サーバーの上位機種ftServer 4300とftServer 5700システムのLinux版を発売する。これにより,同社のFTサーバー全機種でLinuxを搭載することになる。

 FTサーバーは,ハードウエアを全て2重化し耐障害性を高めたサーバー。ストラタスのFTサーバーはWindowsをサポートしているほか,下位機種ではLinuxをサポートしていた。「IDCの報告書によれば,2009年までの全世界での高信頼性サーバー市場の成長率は,Windows搭載型サーバーの27.5%に対し,Linux搭載型は37.7%の年成長率が予測されている」(日本ストラタス)ことから,上位機種でもLinuxをサポートする。

 Linuxディストリビューションとしては,Red Hat Enterprise Linux AS v.4 EM64T,MIRACLE LINUX V4.0 for x86-64を選択できる。価格はftServer 5700システムが551万5000円から,ftServer 4300システムが386万2800円から。Linux搭載機で1年間に10億円の売上を目標としている。