Flashの特徴を生かした半透明のポップアップによるヘルプ
Flashの特徴を生かした半透明のポップアップによるヘルプ
[画像のクリックで拡大表示]
シミュレーションでは3次元グラフをマウス操作で上下左右に回転させることができる
シミュレーションでは3次元グラフをマウス操作で上下左右に回転させることができる
[画像のクリックで拡大表示]

 ひまわり証券は11月6日に同社のインターネット証券デリバティブ取引システムをリニューアル,リッチクライアント化する。10月18日にそのデモサイトを公開した。開発にあたってはAdobeのFlashアプリケーション開発環境Flex2,国産オープンソースJ2EEフレームワークSeasar2などを採用した。

 ひまわり証券の新しいインターネット証券デリバティブ取引システムは,Flashによるリッチクライアントのメリットを生かし,半透明のポップアップによるボタンの説明や,カレンダー上での指定による日付入力など,親しみやすいユーザー・インタフェースを実現している。またシミュレーション画面では,3次元グラフをマウス操作で上下左右に回転することもできる。ひまわり証券によれば「Flex2を使ったリッチクライアントは,オンライントレードシステムでは日本初」という。

 サービス面では「日経225mini」を取り扱い商品に追加したほか,ワンクリック注文機能,証拠金シミュレーション機能同時発注機能を追加し,リアル価格表示機能を向上させた。同時発注機能は,指値注文と逆指値注文を同時に設定するストップ・ストップリミット注文機能。またあらかじめ新規の注文と決済の注文を同時に設定できるイフダン(IfDone)注文機能も追加している。

 サーバー側ではSersar2に加え,Seasar2とFlex2を連携させるS2Flex2,S2Struts,O-Rマッピング・ツールS2DaoといったSeasar2関連オープンソース・ソフトウエアを利用している。アプリケーション・サーバーにはTomcatを利用している。

 ひまわり証券は,市況情報や商品解説,セミナーなど,1000ページを超えるコンテンツを提供している同社のサイトをSeasar2で構築している(関連記事)。