WPC TOKYO展示会場のNECブースでは、この秋から発売するパソコンの新製品のほか、本日発売したばかりのドラフト802.11n(IEEE802.11n規格のドラフト版仕様)に対応した無線LANルーターを展示している。また、家庭用の電源コンセントを使った高速電力線通信(PLC)の参考出展が、注目を集めていた。
「VALUESTAR VX780/GD」は書き込み型Blu-ray Discドライブを搭載したデスクトップパソコン。1枚のBlu-ray Discに、約50GBものデータを書き込める。水冷式のCPUクーラーを採用しているため、動作音が静かなのもウリだ。
「LaVie LA700/GD」は、ワンセグ放送を視聴できるチューナーカードを付属したノートパソコン。スピーカーを内蔵し、バッテリーの充電もできるドッキングステーションも付属する。パソコンを接続すると、DVDビデオやワンセグなどの音をドッキングステーションのスピーカーから聞ける。
「Aterm WR8200N ワイヤレスカードセット」は、ドラフト802.11nに対応した無線LANルーターの親機と無線LANカードのセット。最高130Mbpsの通信ができる。
参考出展している高速電力線通信対応アダプターは、パソコンとルーターをつないで、家庭用の電源コンセントに接続すると、20M~30Mbpsの通信ができる仕組み。実際に2台のパソコンを電源コンセント経由で通信するデモを実施している。説明員によると、販売時期や価格は未定だという。