写真1●アンテナ(上)とRFIDタグ(下)
写真1●アンテナ(上)とRFIDタグ(下)
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写真2●ノートPC用の小型のアンテナ
写真2●ノートPC用の小型のアンテナ
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写真3●「サティフゲートAP」
写真3●「サティフゲートAP」
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 シチズン時計は、RFID技術を使い、ユーザーがパソコンから離れたら自動的にロックするシステム「サティフゲート」の新ラインアップを、「Security Solution 2006」に出展した。具体的には、ノートPC用の小型アンテナ、およびパソコンがなくてもアンテナを取り付けられるアクセス・ポイントである。

 サティフゲートは、RFIDを持ったユーザーが、パソコンから離れたら自動的にロックがかかり、パソコンに近づいたらロックが解除されるというシステムである。バッテリを内蔵したRFIDカードとUSBに接続するアンテナ(写真1)、それとクライアント・ソフトおよび位置検出サーバー・ソフトで構成する。参考価格は、RFDカードが8000円、アンテナが1万4000円などとなっている。

 パソコンを自動ロックするほか、ユーザーがどのアンテナの近くにいるかを表示する位置検出機能も備えている。

 今回、ラインアップに加わったのは、ノートPC用の小型のアンテナ(写真2)。ノートPCのUSBポートに直接取り付ける感じになる。ただ、従来製品に比べ、受信感度が低いため、位置検出用には使えない。受注生産で、注文があれば製造にとりかかるという。

 また、位置検出機能の利用範囲を広げるためのアクセス・ポイント「サティフゲートAP」も出展している(写真3)。LANに直接接続できるため、パソコンがないところにアンテナを設置するのに使える。APベースにAPアンテナを接続して設置し、APベースはAPアンテナを4本収容できる。年末に出荷予定で、参考価格はAPベースが3万2000円、APアンテナが1万4000円。