ユーザーからの操作許可申請を管理者が承認している画面
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シーピーアイ 代表取締役 野尻泰正氏
シーピーアイ 代表取締役 野尻泰正氏
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 シーピーアイは10月18日,Security Solution2006で情報漏洩対策ソフトの新版「Total Security Fort 3.8.6」を発表した。Total Security Fortは,クライアントPCでのUSBメモリーなどへのファイル保存,印刷などを禁止および記録するソフト。新版ではユーザーからの操作許諾申請を管理者が承認する機能が追加された。

 Total Security Fortは,クライアントPCでのUSBメモリーなど外部記憶装置へのファイル保存,印刷などのほか,アプリケーションの起動,クリップボードへのデータのコピー,指定したURLへのアクセス,ポートの使用などを禁止,および記録できる。

 禁止されている操作をユーザーが行いたい場合,ユーザーはTotal Security Fort機能を使い管理者に許可を申請する。管理者は許可申請に対し個別に可否を指定,許可されたユーザーの操作だけが指定された時間内だけ可能になる。許可された時間が経過した後は元通り操作できなくなる。「承認の際に会社の規定を守ることを管理者が確認しユーザーに利用させることができる」(シーピーアイ)。

 Total Security Fortは台湾FineArt Technology社が開発したソフトウエア。シーピーアイが日本の総代理店として販売している。Total Security Fort 3.8.6は11月1日から販売を開始する。