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 富士通は,東京ビッグサイトで開催中のSecurity Solution 2006において,UNIX/Linuxのユーザー権限を集中管理するツールを参考出品している(写真)。複数の業務サーバーで稼働するUNIX/Linuxのユーザー権限を,1台の運用管理サーバーで集中管理するもの。富士通のシステム運用支援ツールSystemwalker Centric Managerの次期版に採用される予定で,早ければ年内にも提供される。

 セキュリティ管理者は運用管理サーバーのSystemwalker Centric Managerに,業務サーバーごとのセキュリティポリシーを登録。データベース管理,Web管理,アプリケーション管理など目的別の管理者権限をあらかじめ設定しておいて,業務サーバーの管理者ごとに適切な権限を与える。特権ユーザー(root)権限を与える必要がないため,誤操作や悪意のある操作を防ぐことができる。通常の監査ログに加えて,重要な操作については,カーソル移動を含むすべてのキー入力を保存する機能も備えており,業務サーバー管理者の操作内容を再生できる。

 管理対象のUNIXは当初,Solarisだけが対象となる。また,UNIX/Linuxサーバーには,Systemwalker Event AgentまたはSystemwalker Centric Manager Agentが必要になる。