地図ソフト「its-mo Navi」の画面。常に最新の地図データが表示される
地図ソフト「its-mo Navi」の画面。常に最新の地図データが表示される
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新バージョンではルート検索した結果を画像として切り出せる。画面は、切り出した画像群のうちの1枚
新バージョンではルート検索した結果を画像として切り出せる。画面は、切り出した画像群のうちの1枚
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 ゼンリンデータコムは2006年10月17日、インターネット連動型の地図ソフト「its-mo Navi」をVer.5.5へバージョンアップすると発表した。its-mo Naviは、起動するたびに最新の地図データをインターネット上からダウンロードするタイプのソフト。毎月314円支払うか、1980円の年間ライセンスを購入することで使える。今回のバージョンアップでは、主に2つの機能が追加される。

 追加される1つ目の機能は、ルート検索した結果を複数枚の画像として切り出すもの。これまでもits-mo Naviでは、2地点間を指定すると、その間を結ぶ最短ルートを調べ地図上で視覚的に確認できるようになっていた。新バージョンではこれに、出発点から終点までの旅程を細切れにして画像ファイルに変換する機能を追加した。画像ファイル群はJPEG形式であり、携帯電話やiPod、PSPなどに転送して閲覧することができる。これにより、調べたルートを外出先でも手軽に確かめることができる。

 2つ目の機能は、歩行者向けのルート検索。これまでのルート検索機能では、一方通行など自動車で移動することを前提としたルートしか調べられなかった。今回、人間が歩いて移動することを前提とした最短ルートを調べる機能を追加した。歩行者向けルート検索時には、「屋根のある道を優先」「階段を使わない道を優先」といった条件も設定できる。