RSAセキュリティは,Webアプリケーションに対するアイデンティティ(アクセス権限)管理機能を備えたSSO(シングル・サインオン)ソフトの新版「RSA Access Manager 6.0日本語版」を,2006年11月20日に出荷する。価格は1000ユーザーから4999ユーザーの場合で1ユーザーあたり4830円(税別)。

 RSA Access Manager 6.0は,Webアプリケーションに対するアクセス制御機能と,アクセス制御のための判断材料となるユーザーの役割に応じたアクセス権限の管理機能で構成する。今回の新版は,従来ブランドを冠した「RSA ClearTrust 5.5」の後継製品にあたる。

 新版では,Webアプリケーションに対するアクセス権限を設定/管理する権限を,組織単位で他の管理者に委譲できるようにした。これにより,ある部門を統括する管理者が,その部門に所属する社員のアクセス権限を設定/管理する権限を,その部門の中間管理職に委譲する,といった運用が可能になる。このように,DNSのドメインの権限委譲と同様の使い方ができるため,管理負荷が分散する。

 動作OSは,Windows Server 2003,Solaris 9以降,RedHat Enterprise Linux 3以降,SUSE Linux Enterprise Server 9,AIX 5.3,HP-UX 11i。また,アクセス権限情報を格納するデータベースとして,Active DirectoryやNovell eDirectoryなど各種ディレクトリ・サーバーや,OracleやSQL Server,PostgreSQLなど各種データベース管理システムが必要である。