テンアートニは2006年10月17日,旧バージョンのLinuxディストリビューションを利用したシステムを,最新ハードウエアに移行するサービス「Virtual Linux Sustaining Solution」の提供を開始した。旧型のシステムは最新ハードウエア上で動作保証されない場合があるため,移行には仮想化ソフトを利用する。

 最新のハードウエア上で仮想化ソフトを実行することで,別のOSを仮想マシン上で稼働できるようになる。仮想化ソフトには,XenやVMware,Virtual Ironを利用する。

 移行対象となるシステムは,Red Hat Linuxなどの旧バージョンのディストリビューションを利用したもの。特に限定はしていない。

 システムを移行する場合は,まず「仮想化技術適応診断サービス」(31万5000円~)を受け,移行の可否を判断してもらう。可能であれば,移行サービスが受けられる。仮想実行環境を利用するため,複数台で運用していたシステムを1台に集約するといった提案も受けられる。