電子情報技術産業協会(JEITA)は2006年10月16日、移動電話機(携帯電話機とPHS電話機)の8月の国内出荷実績を発表した。総出荷台数は302万9000台となり、前年同期に比べて4.9%減少した。このうち携帯電話機の出荷台数は287万9000件で、前年同期に比べて5.2%の減少だったが、第3世代移動通信(3G)サービス対応機(3.5G対応機を含む)の出荷台数は246万1000台となり、前年同期に比べて15.9%増加した。

 こうした結果についてJEITAは、「夏の新モデルの出荷が一段落したため、7月に続き総出荷台数は伸び悩んだ」とみている。また、3G対応機の出荷台数は8カ月ぶりに300万台を割り込んだが、3G比率(携帯電話機全体の出荷台数に占める3G対応機の比率)は91.7%となり、3カ月連続で90%を超えた。

 一方、PHS電話機の総出荷台数は15万台であり、前年同期に比べて0.9%の増加となった。音声用新サービスや機種の品ぞろえなどによって、2005年2月から増加基調にある。