ソフトバンクは10月16日,グループの金融資産管理などを手がけてきた子会社「ソフトバンク・エーエム」の社名を,「ソフトバンクテレコム販売」に変更すると発表した。社名を変えたのは,事業内容を変更したため。社名変更後は,法人向けの携帯電話端末の仕入れや販売業務などを担当する会社になるという。
今回の措置は,携帯電話の番号ポータビリティ(MNP)開始を控え,法人向け携帯電話の販売を強化する方針の一環のようだ。9月28日の新端末発表会では孫正義社長が,「ソフトバンクテレコムの営業人員が1000人規模で,法人向けに携帯電話端末を売る」と表明している。今後,「ソフトバンクテレコム販売が,法人向け携帯電話の営業などのためソフトバンクテレコムのサポートをする予定」(ソフトバンク)。
ただ現時点で,ソフトバンクテレコム販売にはほとんど社員が在籍していない。今後の人員拡充や,具体的な事業展開などについては未定としている。