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 ミラポイントジャパン(東京都世田谷区、湯佐嘉人社長)は、電子メールのアーカイブ用アプライアンスサーバー「Mirapoint ComplianceVaultシリーズ」を発売した。エントリーモデルの「MCV100」とミッドレンジモデルの「MCV370」のほか、複数年のデータを蓄積できるハイエンドモデルの「MCV Cluster」も準備している。「コンプライアンスの観点から米国ではメールアーカイブへのニーズが急速に高まっている。日本でも内部統制などで重要になってくるだろう」と、米ミラポイントのコーポレイト・マーケティング兼グローバルチャネル担当、クレイグ・カーペンター取締役(写真)は市場の動きを語る。

 新製品は、アプライアンス型にして導入の手間を削減したり、価格を安くしたことが特徴。中堅・中小向けに1テラバイトのストレージを備えるMCV100が、ユーザー向け価格で430万円から。11月に発売する大企業向けの3.7テラバイトのMCV370は、1000万円以下になる見込み。大企業や、データセンターなどのプロバイダー向けのMCV Clusterは来春にも発売するが、価格は未定。シリーズ全体で初年度の売り上げは2億円を目指す。 【当初の記事では、売上高20億円を目指すとありましたが、2億円に訂正します】

 今回の発売をきっかけに、通常の販売パートナー制度とは別のASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)向けパートナー制度も設定する予定。詳細は今後詰めるが、データセンター向けの市場も積極的に開拓していく考えだ。