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「今後の買収戦略は成長分野の技術が焦点」、米CAの最高技術責任者が語る

2006/10/13
服部 彩子=日経コンピュータ
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 システム管理ソフトウエア大手の米CAは、昨年から今年にかけて、メッセージ管理製品やデータ保護製品などを手掛ける企業を相次ぎ買収し、製品拡充に余念がない。来日した同社の最高技術責任者(CTO)、アラン F.ニュージェント エグゼクティブ・バイス・プレジデント(写真)に製品開発戦略を聞いた。

 「企業ユーザーが必要とする“エンタープライズITマネジメント(EITM)”を実現するためのソフトウエアを取りそろえていく」。ニュージェントCTOは、あくまでソフトウエア専業メーカーとして、企業に貢献すると話す。

 CAは、EITMの実現のために、同社製品を大きく四つの分野に整理して強化している。(1)システムやネットワーク、データベース、アプリケーションなど、すべてのIT資源を最適化する「エンタープライズ・システムズ・マネジメント」。(2)セキュリティ対策や法律順守のための「セキュリティ・マネジメント」。(3)データの保護や統合管理などを実現する「ストレージ・マネジメント」。(4)ITを一つのサービスとしてビジネスと連動させるための「ビジネス・サービス・オプティマイゼーション」−−である。4分野の中で特に昨年、急激に売り上げが伸びたのは「セキュリティ・マネジメントだった」(同)という。

 ニュージェントCTOは、最近の積極的な買収施策もあり、主だった製品は、一通りそろったとの認識を示す。同社は現在、「米国の大手ソフトウエア会社の平均的な投資割合と同様、売上高の16%強にあたる年間約7億ドルを製品開発に投資している」(同)。このうち約1割を買収した製品を自社製品に統合することに充て、そのほか約5割を自社で手掛ける新製品の開発に、約4割を既存製品のアップデートに投資している。

 今後の買収戦略について同氏は、「大規模な製品の買収より、むしろ個別の技術を重視していく」と話す。「具体的な買収の予定は話せない」と言い、あくまで参考のためと前置きしながらも、例えば在庫管理などで一段の普及が見込まれるRFIDタグ(無線ICタグ)の情報を読み込み、データベースで効率的に管理する技術など、「今後は成長分野の最先端の技術を持った会社に焦点を当てる」(同)という。

 ニュージェントCTOによれば、CAの製品開発では、常に100以上のプロジェクトが同時進行している。開発人員は世界で約3700人、これに加えて製品事業部門から約5000人が製品開発をサポートしている。同氏は「ユーザー企業のニーズに対応した製品を継続的に提供していくための開発体制は十分に整っている」と自信を見せた。

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