富士通は2006年10月13日、発火などの問題を引き起こしているソニー製バッテリーパックを無償で交換する、自主交換プログラムの具体的な日程など発表した。受け付け開始日は10月20日になる。専用Webページもしくは専用窓口から申し込めるが、その詳細については別途案内する。なお、同社は2006年9月29日、ソニーの自主交換プログラム発表を受けて、自社製品での実施を表明していた。

 バッテリーパックの回収受け付けは、まず、国内販売機種用から。海外販売モデルについては、10月下旬以降順次、各海外拠点にて受け付けを開始する予定。

 該当機種かどうかチェックするには、(1)ノートパソコンのシリーズ名および品名を確認する、(2)ノートパソコンが対象だった場合は、搭載されているバッテリーパックの部品番号(P/N)を確認する、といった2つの手順が必要。

 個人向けパソコンの対象機種は「FMV-BIBLO LOOX」の「T」(T70M、T70M/T、T70MN、T70R、T70R/T、T70RN、T70S、T70S/V、T70SN、T50M、T50R、T50RN、T50S、T50SN)、「P」(P70R、P70S)、および今回新たに追加となった「Q」(Q70TN)。

 企業向けパソコンの対象機種は「FMV-LIFEBOOK」の「P」(P8210)、そして今回追加になった「Q」(Q8220)。このほか海外販売モデルの「LIFEBOOK」シリーズ(P1510、P1510D、P7120、P7120D、S7020、S7020D、S7021、S7021D、S7025、S7025D、C1320、C1320D、C1321、C1321D、Q2010、T4210)も対象機種が広がっている。

 対象となる部品番号についての見方についても公開しているので、富士通製ノートを利用しているユーザーはチェックが必要だ。「ソニー株式会社のバッテリーパック自主交換プログラムについて(第2報)」を参照のこと。

 これまで通り、富士通ではデルやアップルコンピュータで公表しているバッテリーパックの不具合と同様の事例は発生していないとしている。