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観光客よ戻れ!ブログを使った離島活性化プロジェクトをMSなどが始動

2006/10/12
八木 玲子=日経パソコン
プロジェクトの概要。ブログを使って、ブログユーザーやITエンジニアからアイデアを集める
プロジェクトの概要。ブログを使って、ブログユーザーやITエンジニアからアイデアを集める
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隠岐の島の子どもたち。魚釣り、クワガタ取りなどの達人だ
隠岐の島の子どもたち。魚釣り、クワガタ取りなどの達人だ
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プロジェクトのサポーターを務めるタレントの吉井怜さん。自らのブログでもこのプロジェクトをアピールしているという
プロジェクトのサポーターを務めるタレントの吉井怜さん。自らのブログでもこのプロジェクトをアピールしているという
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 観光客離れや過疎化などの問題に、ブログを使って解決策を見いだす――。マイクロソフトと、隠岐の島(島根県隠岐の島町)、十島村(トカラ列島:鹿児島県十島)、式根島(東京都新島村)は2006年10月12日、地域振興プロジェクト「ブログで離島応援計画」を発表した。各島がWebサイトやブログを開設し、全国のITエンジニアやブログユーザーなどから地域振興のためのアイデアを募集する。マイクロソフトは、ソフトウエアライセンスの提供やニュースレターなどを活用した告知活動などを通じてプロジェクトを支援する。

 プロジェクトに参加する3島は、それぞれ離島ならではの悩みを抱えている。例えば鹿児島と奄美大島の間に位置する7島の小島から成る十島村は、過疎や経済格差に頭を痛める。金融機関がない島、医師がいない島も多い。こうした問題はブロードバンドが導入されれば改善できる可能性があるが「光ファイバーがすぐそばを通っているにもかかわらず、村からは利用できない」(福満征一郎助役)。また十島村は2009年に起こる皆既日食を世界でもっとも長い時間見られる場所として注目も集めているが、現状村の持つリソースでは十分な対応ができない。「皆既日食の中継なども含めて、ブロードバンドのインフラを整備したい」(福満氏)。インフラ整備は、現在国に要望中。今回のプロジェクトを通じてブロードバンドを地域振興や生活の豊かさの拡大につなげるアイデアを募集し、国への要望書に添付するなどの活用を考えているという。

 一方、隠岐の島や式根島では観光客離れに悩む。「多いときには年間23万人だった観光客が、最近では14万人台まで減っている」(隠岐の島町の松田和久町長)。「ITを使って島の自然をアピールし、多くの観光客に来ていただきたい」(式根島の清水欣吾観光協会長)。例えば島の子どもたちと都会の子どもたちをITによって結びつけ、観光につなげるといった方法が考えられる。発表会場には、隠岐の島から、魚釣りやクワガタ取り、素潜りなどを得意とする子どもたちも駆けつけ、島の魅力をアピールした。

 アイデア募集には、ブログを利用する。それぞれの島は特設のブログを用意し、島からのメッセージを発信する。アイデアを思いついたパソコンユーザーは、自らのブログにアイデアを書き、各島のブログにトラックバックすればよい。地域活性化につながるシステムのアイデアがあるIT技術者は、アイデアをブログに書きつつ、応募フォームを使って応募する。システム構築を手がける企業が、システム構築案を送付することも可能だ。優勝者には各島から名誉島民の称号が与えられるほか、1トン級の闘牛オーナー権(隠岐の島)、皆既日食の優先船チケット(十島村)、島までの汽船の無料パスチケットおよび無料宿泊チケット(式根島)などが贈られる。

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