写真1 NTTドコモの秋冬モデル。auの12機種,ソフトバンクモバイルの13機種を上回る14機種を用意した。
写真1 NTTドコモの秋冬モデル。auの12機種,ソフトバンクモバイルの13機種を上回る14機種を用意した。
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写真2 法人向け端末「N901iL」の後継機「N902iL」<BR>N902iSをベースに開発した。NEC製。
写真2 法人向け端末「N901iL」の後継機「N902iL」<BR>N902iSをベースに開発した。NEC製。
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 NTTドコモは10月12日,903iシリーズなど秋冬モデル14機種を発表した(写真1)。内訳は,903iシリーズが「SO903i」「N903i」「SH903i」「P903i」「D903i」「F903i」の6モデル。ワンセグに対応したモデルが「SH903iTV」「P903iTV」「D903iTV」の3モデル。HSDPAに対応した機種が「P903iX HIGH-SPEED」「F903iX HIGH-SPEED」の2モデル。無線LAN対応の法人向けの「N902iL」と,SIMPUREシリーズ「SIMPURE L」「SIMPURE N」もあわせて用意した。10月後半から順次出荷し,目前に迫った番号ポータビリティ(MNP)に向けて,加熱する商戦を戦う。

 法人向けの「N902iL」は,モバイル・セントレックスの先駆けとなったFOMA/無線LANデュアル端末「N901iL」の後継機種(写真2)。N900iLの登場以降,2年近くを経て満を持しての投入となる。「おサイフケータイ機能」を搭載し,企業の入退室管理などへの対応を可能にした。

 無線LAN機能は,IEEE 802.11bに加えて11gに対応。IEEE 802.11eのQoS(サービス品質)機能や,IEEE 802.11xの認証機能なども搭載している。出荷は年明けからになる予定。