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構成管理データベースの構築を支援するソフト,日本IBMが10月20日に出荷日本IBMは10月20日,構成管理データベースの構築を支援するソフト「Tivoli CCMDB(Change and Configuration Management Database)」と,構成管理データベースを基盤に運用プロセスを制御するためのソフト「Tivoli Process Managers」の日本語版を出荷する。いずれも,米国で5月26日に発表していた製品で,国内でも既に3社がCCMDBの導入を決めているという。 構成管理データベースとは,システムを構成するサーバーとソフトウエア(OS,ミドルウエア,アプリケーションなど)の名前,バージョン,設定情報と,それらの変更履歴を,一元的に管理するためのデータベースである。運用管理のフレームワークである「ITIL」では構成管理データベースを重要視するが,サーバー数が多い場合は特に初期データの入力やその後の維持管理で難航するケースが多かった。 そこでTivoli CCMDBでは,構成管理データベースの構築と維持を支援する機能を備えた。具体的には,サーバー,OS,ミドルウエア(Web/AP/DBMS/LDAP),パッケージ・ソフト,管理ツール,ネットワーク機器,ストレージ機器など300種類を識別し,設定情報などを自動的に収集・更新することができる。情報の収集方法は管理対象によっても異なるが,基本的にCCMDBから定期的にSSHなどで管理用のリモート・インタフェースにアクセスし,OS上の設定ファイルやレジストリを読み取ったり,設定確認コマンドを実行したりする。そのため,管理対象にエージェントなどを導入する必要はない。 収集・更新した情報は,IBMが提唱する構成管理データベース用のデータ・モデル「CDM(Common Data Model)」に基づいて,31種類のセクション(Web,J2EEなどのカテゴリ),636種類のクラス(Webの場合であればApache,IISなどの製品名),2609種類の属性(製品ごとの設定項目)などに整理される。各クラスや属性の間に存在する依存関係も,自動的に検出して設定する。構成情報や依存関係は,ツリーやトポロジなどで視覚的に表示・確認できる。CDMの仕様と接続用のAPIは公開されており,管理者が独自に設定・拡張したり,既存の運用管理システムなどの情報と連携させたりすることも可能である。 CCMDBには,構成管理と変更管理の運用プロセスを定型化するためのワークフロー機能とサンプル・テンプレートが同梱されている。例えば構成管理では,構成管理の計画,構成管理対象の特定,構成管理の実施,構成管理の監査,レポート,といったワークフローを実現できる。 こうして構築・維持する構成管理データベースを中核に,問題管理などITILにおけるその他の運用プロセスも採り入れたい場合に使えるのがTivoli Process Managersである。ITILでいう問題管理に対応する「Tivoli Availability Process Manager(TAPM)」,同リリース管理に対応する「Tivoli Release Process Manager(TRPM)」と,ストレージ管理に特化した「Tivoli Storage Process Manager(TSPM)」を提供する。また,Webベースの運用手順書テンプレート「Tivoli Unified Process Composer(TUPC)」も出荷する。今後も順次,製品を拡充する予定だ。 価格は,CCMDBが1185万円+管理対象1台当たり7万2000円から(管理対象100台の場合の参考価格は1905万円)。利用するにはDBMSが必要となるが,DB2のライセンスをバンドルする。他社のDBMSではOracleに対応するが,別途ライセンスが必要だ。また,CCMDBにはTUPC10ユーザー分のライセンスが付属する。TAPMは管理対象1台当たり6万2000円から,TRPMは管理対象1台当たり6万4000円から,TSPMは管理対象1台当たり2万6000円からで,いずれもCCMDBが必須。TUPCは10ユーザー当たり23万6300円から。 最新ニュース記事一覧へ >>
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