NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は10月11日,VPNサービス「Group-VPN」上で「VPNストレージ」と呼ぶオンライン・ストレージ機能の提供を始めた。故障や利用方法の問い合わせだけでなく,料金請求もNTTコムがネットワーク・サービスとまとめて対応する。

 VPNストレージではストレージ容量のほか,ファイル保存時のウイルス検査やバックアップ(1日に1回,保存期間3日間),アクセス・ログと操作ログ,ユーザー名/パスワード/IPアドレスによるアクセス制限などの機能を提供する。月額料金はストレージ容量1Gバイト,クライアント数20の場合で4935円から。オプションで,Group-VPNを利用する異なる企業同士のデータ共有も可能にする。

 このサービスはVPNサービスに共通して使えるアプリケーション・サービスの第一弾で,今後は他のアプリケーションも提供していく。「Arcstar IP-VPN」や「e-VLAN」などの閉域網サービスでも,同様のアプリケーション・サービスを開始する予定である。NTTコムは,他のASP(application service provider)事業者との提携によるサービス拡充も検討していくという。