写真 米マイクロソフトのOS「Windows Mobile 5.0」を搭載したソフトバンクモバイルのスマートフォン「X01HT」
写真 米マイクロソフトのOS「Windows Mobile 5.0」を搭載したソフトバンクモバイルのスマートフォン「X01HT」
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 ソフトバンクモバイルは10月11日,米マイクロソフトのOS「Windows Mobile 5.0」搭載のスマートフォン「X01HT」を10月14日に発売すると発表した(写真)。店頭価格は,同社が9月に開始した新しい割引サービス「スーパーボーナス」を利用した場合で3万円弱を見込む。

 新端末は,(1)下り(基地局から端末)方向で最大1.8Mビット/秒の高速通信に対応,(2)Windows Mobile 5.0の搭載により自由にアプリケーションを導入可能,(3)パソコンと同じキー配列のQWERTYキーボードを搭載,(4)パソコン向けのWebサイトを閲覧できるフルブラウザを搭載,(5)IEEE 802.11b/g準拠の無線LAN機能を搭載--などの特徴を持つ。

 (1)の最大1.8Mビット/秒の高速通信は,HSDPA(high speed downlink packet access)に準拠したデータ通信サービス「3Gハイスピード」の対応エリア内だけで利用できる。それ以外のエリアでは,最大384kビット/秒で通信する。サービス開始時点での3Gハイスピード対応エリアは,東京23区の一部と政令指定都市の一部。

 データ通信料金は,X01HT専用の「PCサイトダイレクト」を適用する。2万パケットまでは月額1050円で,2万1パケットからは1パケット当たり0.0525円を課金する。ただし上限は1万290円で,それ以上はいくら利用しても定額となる。2007年1月までは上限が5985円となるキャンペーンを実施する。利用には,音声通話分の基本料金プランの契約も別途必要だ。

 なお端末の仕様上,USBやBluetoothでパソコンとX01HTを接続しても,パソコンからX01HT経由でインターネットに接続できない。

 端末購入時に利用するスーパーボーナスは,端末を24カ月の分割払い(割賦)で端末を販売して初期負担を軽減。さらに月々の利用基本料から分割払い相当分をソフトバンクモバイルが負担する割引サービスである。X01HTでは1カ月当たりの割賦返済額は2280円。ユーザーが解約や機種変更しない限りは,月々2280円をソフトバンクモバイルが負担するが,解約または機種変更すると残金をユーザーが支払う必要がある。