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日経コンピュータ

インフォテリア、データ連携ツール「ASTERIA」をバージョンアップ

2006/10/11
矢口 竜太郎=日経コンピュータ

 独立系ソフト・ベンダーのインフォテリアは2007年1月から、データ連携ツールの新版「ASTERIA WARP」を出荷開始する。「企業内のアプリケーション統合を実現する『エンタープライズ・サービス・バス(ESB)』の概念を拡大し、Web上に公開されている多様なアプリケーションを利用できるようにした」と平野洋一郎社長は新版の特徴を説明する。

 具体的には、Webサービスの標準プロトコルであるSOAPに加え、Webアプリケーション間で容易にデータ転送できる手法REST(Representational State Transfer)を利用できるようにした。これにより、「Google Mapsなどを取り込んだ、Web2.0時代の新しい企業システムを構築できる」(平野社長)。

 操作方法も改めた。ASTERIA WARPでは、データ連携のために必要な作業を、データを読み込む「センサー」、データを変換する「フィルター」、データを受け渡す「ジョイント」の3段階に分けており、ユーザーはそれぞれの段階で何をするかを選択肢から選ぶだけでよい。例えば、センサーの段階では「Excelファイルのデータを取込み」、「フォルダ内のバイナリを定期的に読込み」といった選択肢がある。

 ASTERIAではこの3段階の作業を組み合わせてシステム同士を連携することを「パイプライン」と呼ぶ。「パイプラインを複数接続していくことで複雑な連携処理を実現できるようにする。こうした設計思想に基づくESB製品は当社だけ」(平野社長)。

 従来製品の「ASTERIA 3」では、データの連携手順をフロー・チャートで設計していた。ASTERIA WARPではどちらの設計方法も選べるほか、組み合わせて使用できる。パイプラインのほうが設計作業自体は簡単だが、複雑な条件分岐などはフロー・チャートのほうが向く。

 標準版のASTERIA WARPに加え、高機能版の「ASTERIA ARMS」、簡易版の「ASTERIA WARP Lite」のラインナップをそろえる。ARMSはWARPの標準機能に加え、高トラフィック対応、高信頼、高機密機能を付加した。WARP Liteはフロー・チャートを記述する機能を制限してパイプライン作成に特化したほか、必要な機能をユーザーが選択して購入する方式とした。価格は上位版から順に、504万円、73万5000円、2万1000円から。

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