<a href="http://192.168.47.57/article/NEWS/20060320/232844/" target="_blank">OSC/2006 Tokyo Spring</a>でのSUSUBOXプロジェクトの展示
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 経済産業省と独立行政法人情報処理推進機構は10月10日,2005年度下期の「未踏ソフトウエア創造事業」に採択した41プロジェクトから12人を「天才プログラマー/スーパークリエータ」に認定したと発表した。

 「天才プログラマー/スーパークリエータ」に認定されたのは,「フリーハードウエア実現のためのプラットフォーム」を開発した筑波大学大学院 システム情報工学研究科 産学官連携研究員 相部範之氏ら12名。相部氏は,回路構成をプログラム可能なLSIであるFPGA(Field Programmable Gate Array)の設計情報(IP)をオープンソースとして開発・公開する“フリー・ハードウエア”プロジェクト「SUSUBOX」を推進している。

 未踏のプロジェクト・マネジャである北野宏明氏は「本格的なハードウエア・ハッカーであり,ハードウエアの設計,実装,ファームウエアまですべて一貫した視点から構築する能力は特筆するべきもの。また『FPGA技術』(注:解説書)をコミケで販売するなど,秋葉原の特徴を生かした面白さがある。ソフトウエアに流れがちな状況で,あえてハードウエアに固執する姿勢は評価したい。日本の『もの作り』復活させるためにも,あえて相部氏のようなディープ秋葉原系のハッカーを大切にしたい」との講評を寄せている。

 ほかに,「ぬいぐるみモデラー」を開発した東京大学大学院 情報理工学系研究科 修士課程 森悠紀氏,「履歴の高度利用のための3 次元GUI ベースの情報環境」を開発した九州工業大学 情報工学部 助教授 小出洋氏と中京大学大学院 情報科学研究科 博士課程 近藤秀樹氏などが認定された。詳細はIPAのホームページに掲載している。