電気通信事業者協会(TCA)は10月6日,9月末時点の携帯電話・PHS契約数を発表した。純増数は,2カ月連続でauが首位をキープする結果となった(8月末時点の数値に基づく関連記事)。

 前月からの純増数は,auが31万2500。NTTドコモは12万6300,ソフトバンクモバイル(10月1日にボーダフォンから社名変更)は2万3400となった。ツーカーは15万1700の純減だった。なおツーカーはauへの同番移行を実施しており,auとツーカーを合計したKDDIグループ全体では対前月比16万800の純増。企業グループ単位で見ても,KDDIがNTTドコモを抑えて首位となった。

 首位のauは,累計加入者数を2448万6300契約に伸ばした。一方,同じKDDIグループのツーカーの累計加入者数は191万6200と200万契約を割り込んだ。両ブランドを合計したKDDIグループ全体では,2640万2500契約となった。純増2位のNTTドコモの累計加入者数は,5210万2900契約。依然として,累計加入者数では過半数のシェアを占める。同3位のソフトバンクモバイルは累計で1530万7000契約となった。

 携帯電話全体では,対前月比31万500増で累計9381万2400契約となった。

 ブラウザフォン・サービスは,NTTドコモの「iモード」が同9万7200増の累計4718万6500契約。auとツーカーの「EZweb」が同17万9800増の2150万8600契約となった。一方,ソフトバンクモバイルの「Yahoo!ケータイ」は,同2万5500減の1290万2700契約と純減だった。

 PHS事業者のウィルコム・グループ(ウィルコムとウィルコム沖縄)は,同6万9700増で累計425万9800契約となった。2004年12月以降,ソフトバンクモバイルを上回る純増数を記録している。2007年中にサービス終了予定のNTTドコモのPHSは,同2万4100減の60万5700契約だった。