ケーブルテレビ(CATV)事業者のキャッチネットワークは10月5日,KDDIと提携し,0AB~J番号の固定電話サービス「キャッチ ケーブルプラス電話」を2007年4月から開始すると発表した。多チャンネル放送やインターネットと組み合わせたトリプルプレイ・サービスの展開を強化する。今後は固定と携帯を融合させたFMC(fixed mobile convergence)サービスの展開も視野に入れる。

 ケーブルプラス電話は,KDDIがCATV事業者向けに提供する固定電話サービス。CATV事業者は,NTT固定電話よりも安価な電話サービスをCATVのユーザー向けに展開できる。ケーブルプラス電話の基本料は月額1396円。通話料は市内/県内市外が3分8.4円,県外が3分15.75円など。KDDIはCATV事業者との提携を強化しており,キャッチネットワークが7社目となる。

 キャッチネットワークは,愛知県の刈谷市や安城市,高浜市,知立市,碧南市などを基盤にするCATV事業者。8月末時点の加入世帯数は多チャンネル放送が5万6000,インターネットが5万2000。