NECは10月4日,オープンソース関連サービスを手がける米SpikeSourceと提携したと発表した。NECとNECシステムテクノロジーはあわせて200万ドルをSpikeSourceに出資。NECはSpikeSource関連事業により,3年間で170億円の売上を見込む。

 SpikeSourceはApacheやTomcat,PostgreSQL,MySQLなどオープンソース・ミドルウエアの,動作検証済みのバージョンの組み合わせを「SpikeSource Core Stack」として提供,サポート・サービスを販売する企業。動作検証の自動化ツールなどを独自に開発している。

 NECでは11月から日本で「SpikeSource Core Stack」の販売を開始する。当初Linux版,その後Windows版も販売する予定。SpikeSourceは米国でオープンソースのCRM(顧客管理システム)やBI(データ分析システム)などのアプリケーションとCore Stackを組み合わせたものも提供しているが,それらも日本で販売していく方針。また,Core StackをNECの教育機関向けソフトウエアやメール・システムと組み合わせた形態でも販売していくという。

 日本ではNECのほか,シーイーシーが代理店としてSpikeSourceのサービスなどを販売している。